機器共用推進本部からのお知らせ
山口大学遺伝子実験施設をご利用のみなさまへ
いつも遺伝子実験施設をご利用いただきありがとうございます。
粒子径測定装置VideoDrop(メイワフォーシス)が導入されました。
この装置は、ウイルス粒子やエクソソーム、リポソームなどの粒子を検出し、簡便に粒子サイズや粒子径を測定する装置です。
これまで、ウイルスやエクソソームなどの粒子を正確に検出することは難しく、特殊な機器や長時間が必要でした。
この装置は顕微鏡での画像と移動度を組み合わせることで数分以内にエクソソームやウイルス粒子の測定が可能になります。
粒子を正確に測定することでエクソソームの遺伝子解析やウイルスベクター、新型コロナウイルスなどの解析精度は大幅に向上します。
粒子径測定装置にご興味のある方はぜひご参加ください。
粒子径測定装置 VideoDrop (メイワフォーシス株式会社)の機器説明会
日時:2023年1月19日(木)16時00分より約1時間
場所:山口大学大学研究推進機構・遺伝子実験施設
3階カンファレンス室およびZOOMでのハイブリッド
機器説明会に参加を希望される方は、遺伝子実験施設までメール*(cgryu[at]yamaguchi-u.ac.jp)で参加人数をご連絡ください。(メールアドレスは[at]を@に変更してからお送りください。)
ZOOMでの参加を希望される方にはリンクをご案内致します。
内容:近年、生体微粒子や大気中微粒子、ウイルスの研究が盛んに行われていますが
その研究において、これらの粒子サイズ(nm)と濃度(個数/mL)を正確に捉え
ることは重要であり、様々な方法で測定されてきました。このVideoDropは微粒子の
画像データからサイズと濃度を簡便かつ正確に測定する新しい測定技術です。
どなたでも簡単に測定できる装置となっております。
・VideoDropで測定できること
ワンドロップ(5~10μL)かつ最短40秒でナノ粒子計測
一般手的なナノ粒子解析装置よりはるかに簡単にサイズ (nm) & 濃度 (個数/mL) を
算出そして視覚的にサンプル状態を確認できます。
・測定サンプルについて
サイズレンジ 80nm-1,000nm
サンプル量と濃度 可能な限り濃い状態 (5×10^8粒子/mL以上が推奨)で10μL以上。
希釈用のBufferをご用意いただくと希釈、検量線の作成も可能